2014年5月15日木曜日

デンマーク(コペンハーゲン)・部屋の探し方① 私の住居変遷-ホステルでの出会い-



※手っ取り早く実用性のある記事を読みたい方は住居の探し方④からどうぞ

デンマークでの家探しは本当に難しいです。
まず需要と供給が合っていなく、どこでもそうですが都市部に人は集中しすぎており、更に物価に比例し家賃もとても高いです。
お金に糸目をつけなければ(ひと月15万円くらい~)もちろん選べる範囲はいくらでもありますが、ワーキングホリデーに来る方で、そんなにお金に余裕のある人はあまりいないのではないかと思います。
むしろできれば節約して暮らしたいですよね。

今回は私の住宅変遷について書きます。
全体的に、私は運良くいい出会いに恵まれ、いい所に住んでこれたと方だと自負しています。

コペンハーゲン到着2ヶ月前くらいから、まずホームステイを探し始めました。
いくつかホームステイ斡旋サイトを見てみましたが、デンマークでホームステイを提供しているファミリーがほとんどありません。なのですぐに断念
北米やヨーロッパ、オセアニアに比べ、あまり浸透していないカルチャーなんでしょうね。
一応サイトを載せます。
http://www.homestaybooking.com/
http://www.homestayweb.com/search.cgi?F13=DK&F14=ALL

同時にCraigslistデンマーク日本人会掲示板デンマークワーキングホリデー掲示板も見ていましたが、日本人向け掲示板はあまり動きがなく、あってもシェアメイトなどを募集している記事はほとんどありませんでした。
またCraigslistですが、これは本当に使えません
ほぼ90%が詐欺です。

結局見つかないままデンマーク入りが近づいてしまい、これはもう現地で探すしかないとホステルを予約しました。
色々なホステルがありますが、私はGenerator Hostelという、街の中心にあり、評価の一番高かったホステルを選びました。
初めはホテルのシングルルームを探していたのですが、時期も時期でどんなに安くても1万5千円はしました。いつホテル暮らしを終えられるのかわからない状況でこれはどう考えても予算超えなので、やむなくホステルへ。
しかしこのホステルも1週間、女性のみ6人部屋を選びましたが、日にちよって違う値段を平均すると一泊大体4500円と、日本なら小さなビジネスに泊まれるような値段でした。
非繁忙期や冬場は半額くらいになります。

しかし最終的にはとても満足しています。

エントランスへ上がる階段の前
広々としたBar兼共有スペース
女性6人部屋の中
一週間のうち2回くらいメンバーの入れ替わりがあり
中一日ここで一人で過ごすこともありました。
ベッドはオープンになっているので
タオルや布でカーテンを作るとプライベートを保てます
部屋の中にあるシャワー室
他に共用のシャワーブースが廊下に4つくらいありました

ドイツからコペンハーゲンへ陸路を使って来たので、Københavns Hovedbanegård station・ Copenhagen centralstationからタクシーに乗り5分ほどでホステルへ。2500円くらいだったと思います。
到着する直前まで、ホステルでなんて寝られるだろうか・・怖い人がいたらどうしよう・・と戦々恐々だったのですが、全体的にとても新しく清潔感のあるホステルで、一緒の部屋だった人たちもとてもフレンドリーでした。
仲良くなった子と近くのBotanical Gardenで朝食を食べたことも、いい思い出です。
イベントも毎日あり、たまたま滞在中にあったFashion week eventでは宿泊者にシャンパンとSushiが振舞われることもありました。

美味しかったです

難点を言うとしたら、キッチンがないこと。(これは結構大きな難点かもしれません。)
物価の高いデンマークで毎食外食はとても大変です。
マーケットで野菜とパンとチーズ、バナナとヨーグルトなどで過ごし続け、夏とは言え底冷えする日もあり、火を通した料理が調理できないのはちょっと辛かったです。

滞在3日目あたり。未だお部屋は探せず、しかもまだその方法すら分かっていない状態でした。

窓からの景色
日中みんなが観光へ行く間も一人黙々
部屋や共有スペースで部屋探しをしていました


たまたま同室にデンマーク人がいて、聞けばその人も部屋探しをしていてちょうど見つけたというではありませんか。
早速使っているサイトや探し方を教えてもらいました。

先にホステルを出てしまって、もう会えないかと思っていた次の日に
「今下のBARにいるわよ。いらっしゃい!」
とメールが入ったときは本当に嬉しかったです。
しかもホステルを予約した一週間が過ぎた後は自分が見つけた新しい部屋に泊まってもいいと言ってくれました。

この時点でどうなるかわからなかったコペンハーゲン生活が明るく開けてきた気分でした。

この同室だったEliとはその後もずっと付き合っていくことになります。
思い込んだら一直線、人の話を聞かない、でも底なしに親切で、温かい、ザ・デンマーク人女性のEli。

この人がいなかったら、私は生活基盤を整えるのにもっと苦労したと思います。

感謝です。