2014年2月11日火曜日

自転車について① コペンハーゲンの自転車事情

デンマークは言わずと知れた自転車国で、首都コペンハーゲンではおよそ6割の人々が通勤や通学にバスや電車ではなく自転車を使っていると言われています。

 


実際私の周りのデンマーク人や外国から来ている友人も、自転車を日常の交通手段として使っている人たちが大半です。

理由としては、

デンマークは平らな地形なので自転車での移動がしやすい
デンマーク語で「山」を定義するBiergは周囲よりも最低200メートルの高さであることとなっているそうなのですが、デンマークで一番高い場所Yding Skovhøj(ユディング・スコウホイ)という場所で、173メートル。
デンマークに「山」と呼べる山はないようです。
 

自転車用の道路が整備されている
主要道路には必ず自転車用の通路が車両・歩行者用道路以外にあります。
自転車用の信号もあり、慣れるととても移動しやすい街です。

 

メトロ・バスが高い
高いか安いかは個人の価値観ですが、東京やバンクーバーの初乗りに比べてやっぱり高いです。
ゾーン毎で2ゾーンから買えます。たとえ1ゾーンに行きたくても2ゾーン分から。
1チケット24kr=約460円(1kr=19円・2014年1月レート)・・・・・
回数券だと1チケット15kr=約390円
自転車で行き帰りで800円近く浮くのなら、私はやっぱり自転車を使います。





またデンマーク人は健康志向な人も多いので日々のエクササイズのために自転車通勤・通学をしている人もいます。
電車には自転車車両もあるため、自転車→電車→また自転車で移動している場合も少なくないようです。

日本は2020年の東京オリンピックに向け、デンマークの交通省に自転車用通路の相談を持ちかけているとか。
交通省大臣が日本のラッシュアワーを体験したという面白い記事も目にしました。

コペンハーゲンに来たばかりの頃は、自転車レーンの自転車のスピードが早くて本当に驚きました。
ヘルメットは義務ではないですが着用している人がたくさんいます。
また暗くなってきたら(決まった時間はありません。自己判断です。)自転車の前後にライトを付けなくてはなりません。また手信号も右折・左折・停止時に必要に応じて出します。違反すると6000DKK(約12000円)の罰金が課されるそうです。